最近、似たような相続案件を2つ経験しました。

共通点はどちらも一時相続の他に、

1.テレビでおなじみの磯野家と同じ家族構成(こども3人)
2.土地持ち
3.総資産が3億前後
4.金融資産も1億ほどある
5.家族仲が良い
6.波平さんはカツオに全財産を相続させたかった(カツオ談)

分割という視点からも相続税の支払いという点からも
どこもモメそうにない話ですが、どちらも申告までスムーズに
行きません。

どの財産を誰に分割するのか?人の良いカツオが決めきれないのです。
相続開始までは自分が中心となって家を継ぐつもりだと言いいながら
波平さんの遺志とは裏腹に平等相続になりそうです。

どちらのご家庭もカツオが自分一人財産を受け継ぐことに
罪悪感を感じているのです。

どんなご家庭でも指示書となる「遺言」が
必要なのだなあと痛感しているところです。