この10年でホントM&Aって一般的になった感があります。
売りたい話も買いたい話もよく聞くようになりました。
相続対策の一環として、アリですね。
ポイントは「売れる会社」にしておくってことでしょうか。

2018年11月6日に聞いた
M&A仲介業者のセミナー内容をおすそわけします。

第1部は、ココイチの宗次会長のご講話

刺さったコトバは

・「経営とは継続して栄えること、企業価値を高めること」

・「徹底してお客さまに貢献すること」

・「褒めていただくことに価値はない、当たり前のこと」

・「褒めていただかなくて良いです。欠点を教えてください。」

・孤児院に預けられ「人間に生まれただけ幸せだった」

・「自分を3流だと決めつけるとひたむきにやれる」

・「大きな失敗したことない。敢えて上げるなら46歳でゴルフやったこと」

・「ゴルフで人脈拡げて、従業員、家族が喜ぶか?」

・「戸籍があったのが超ラッキー、初めて聴いたクラシックがメンデルスゾーンのホ短調で超ラッキー」

・「53歳でエンジェルになる」

初めてお話お聴きしましたが、まあ、オーラのある人です(笑)

M&Aとは直接関係ないことも多かったけれど、どれも心に響くものでした。

第2部「成長を加速するM&Aの活用法と事例紹介」

ここからが本題。以下、興味を引いた点。

・M&Aの相場は売り手200に買い手7000

・花嫁1人に婿候補35人、だから良い条件、良いタイミングで売りたい

・譲渡理由の1位は後継者不在(56.4%)

・譲渡理由の2位は部門子会社の整理(20.3%)

・経営不振による「救済型M&A」は1割に満たない

・成長戦略としてM&Aの活用を。

・某飲食大手企業(売上4000億)はM&Aで売上1.6倍

・4000億の売上でも6億の介護事業を買っている、最初は小さく、継続を。

・M&Aぼ本質は売り手から買い主へのリスク移転

・買収しないリスクは誰も指摘してくれない

これからの時代の成長戦略として「M&Aで時間と成長を買う」という

選択肢も大いにアリだなと感じました。

第3部 M&A体験談 ㈱土木管理総合試験所

実際にM&Aで成長、上場した社長の体験談。

・18年前に最初のM&A。3年に1度繰り返し100名満たない会社から上場へ。

・売り手を見るポイントは「企業規模」、「財務内容」、「ブランド力」、「技術力」、

「キーマンの有無」、「活気」

・肌で感じる「活気」は重要

・売り手オーナーの気持ちは調印まで大きく揺れているから、そこを勘案して。