日頃からFPと名乗りながら何回話聞いてもピンとこないのが
「マクロ経済スライド」って言葉。
恥ずかしながら記事見て、ああそうだった、そうだったって感じです。
マクロ経済スライドとは
「今の高齢者への支給を絞り、現役世代の給付水準を確保する仕組み」
年金といえども物価が上昇すればそれに合わせて給付額も上昇していくわけで、
その上昇幅を抑えて、将来に回しましょうという仕組みですが、これを聞くと
年金生活者の実質的な実入りは減少するではないか?
今はいいけど、将来も繰り返されるなら自分が貰うときにも目減りするではないか?
と料簡の狭いことを考えてしまいます。
記事後半をよく読むと政府は
・全世代型社会保障の実現
・高齢者の就労促進
を目指しているということです。
支給開始年齢の引き上げは否定しているようですが
(年金を)もらう側になるより、長く保険料を払うことを
期待しているのだろうなというのが率直な感想です。
記事にもあるとおり年金原資となる社会保険料は
2004年度の13.9%から2017年度の18.3%まで高騰化してきましたから
致しかたないのかもしれません。
年金に対する状況を知っておくことも老後生活設計の一助になる
と思い取り上げました。