よく老後の自己資金は3000万円目標に
という人がいますが、本当でしょうか?
リタイア後の1ヶ月あたりの生活費を約30万円
として考えると、80歳までで
30万円 × 12ヶ月 × 20年
= 7200万円 が必要となります。
少し余裕のある生活がしたいとか、
もっと長生きすることも考えれば
月に40万円という声も聞こえてきます。
となると、
必要な老後資金は1億円は欲しいところです。
勿論、これには公的年金や退職金は含まれていませんから
その分を考慮しなければなりません。
という訳で今回は老後資金の考え方を学びましょう。
手順は以下のとおりです。
1.老後の生活額月額を決める
2.定年時期を決める
3.年金支給開始時期を調べる
4.年金支給額を調べる
5.寿命を考えておく
夫40歳サラリーマン、妻も40歳の専業主婦というモデルで
考えていきましょう。
【セカンドライフの条件】
1.老後の生活資金 月40万円
2.定年 60歳
3.年金支給開始年齢 65歳
(※退職後年金がもらえない期間が5年とします)
4.想定年金受給額 20万円/月(夫婦合計で)
5.夫の寿命 80歳
まず
A)退職後5年間の無年金期間に2400万円必要
( = 40万円 × 12ヶ月 × 5年)
B)65歳からの毎月の不足額20万円
( = 40万円 - 20万円 )
C)65歳から80歳までの不足額合計は3600万円
( = 20万円 × 12ヶ月 × 15年)
ということは
A + C で 6000万円
もし退職金が2000万円もらえるとすると
自己資金4000万円が必要となります。
でも、これは上記条件が今後も変わらなかった場合の話。
□ 年金制度は破綻しないかな
□ もっと長く生きるんじゃないかな
□ 年金受給時期が遅くなったらどうしよう
□ 退職金はそんなに期待できないな
□ 我が家は自営業だから、年金はもっと少ない
□ 夫と妻の年齢差も考慮したい
などなど様々な問題が考えられるでしょう。
ただ多少大雑把でもセカンドライフの条件を、
あなたのご家庭に置き換えてみて
必要な老後資金を現時点で見積もっておくのは
とても大事な作業です。
ぜひ、この機会に
あなたの家庭の老後資金を計算してみてください。
年金は年齢や職業や家族構成で貰える額や支給時期が
変わります。そこまで押さえておきたいという方は
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【宿題】:あなたの家庭の老後資金を計算してみてください。
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※この記事は2008年に私が書いたものです。
時は過ぎても基本的な考え方は何ら変わりません。
今風に考えるなら100年生きても大丈夫な老後資金を考えると良いでしょう。