税務署がキライな方は間違っても読んではいけません。

元国税調査官が書いた税務調査の実話です。
正直、私も震え上がりました。

脱税がバレる仕組みって、こういうことかあ!

以下、怖い箇所を抜粋しました。

・現在、国税庁はKSKというシステムを導入しています。
(中略)KSKには毎年提出される申告書のデータはもちろんのこと、
調査官が実際に見聞きした情報もデータ化され蓄積されています。

次のような感じだそうです。

・〇〇神社近くで臨時に青空駐車をさせてる。1台1000円。
従事者60代男性1名と30代男性1名。
売上金はポケットにしまい込んだ。領収証の発行は無。

どうして税務署は人を疑いの目でみるのか?
という経営者の質問には、こう綴ってあります。

・今だから白状しますが、私は調査官時代、
「商売人はみんな悪者だ!」と思って仕事をしていました。
ここでもう一度謝らせてください。
「申し訳ありませんでした」
今では、この考えは間違いだったとわかります。ですが、当時は、
そうでも思わなければ、普通の神経では、命の次に大切な人さまのお金のことを
あれこれ調べるなんてことはやっていられなかったわけです。

また「調査官はランチ中も見ている」という章では
喫茶店で休憩中に売上げ過少申告している経営者を見つけた武勇伝を披露し
次のように述べています。

・税金にまつわる自慢話は、つい誰かに言いたくなる人が多いのですが、
壁に耳あり障子にありとはよく言ったものです。
一人でぽつねんと座っている客の近くでは税金の話をしないのが身のためでしょう。
なぜなら、その客は調査官かもしれないからです。

いかがでしょうか?
敢えて解説はつけ加えません。
好き嫌いは別として「税務署ってこういうとこなんだろうな」
とリアルに感じさせてくれる本です。

お気を確かに~。