恥ずかしながら金融の世界に足を踏み入れるまで
「年金」なる制度を知らなかったFPの高野です(-_-;)

あれから早20年、ちゃんと勉強しています。
ご安心ください。

最近また「年金」が旬な話になっていますが
あの2000万の話は国民に自助努力の必要性を感じてもらうため
ワザと炎上させているのではないか?
なんて勘ぐっている方は私を含め案外多いのではないでしょうか?

だって月々の生活費なんて、家庭によってマチマチですから
平均で考えても仕方ないと私なんか思うわけです。

総務省の家計調査2017年によると
1)65歳以上の支出  261,547円
2)65歳以上の収入  207,229円
3)差額        54,318円

って訳で54,138円の月額不足を35年、420か月でかけると約2280万円。

2000万円はおそらく
こういう考え方で導いたのでしょうけれど
であればニュースの受け手お我が事に当てはめて
考えてみると、この問題の本質が見えてくるのではないでしょうか?

日ごろから相談を受けている私からすると
高齢者ほど「もっと支出している」、「もっとお金が必要」と言い、
若年層ほど「そんなにもらえるなら」と甘く考えている方が多いように
思います。(ある意味、これが一番危険ですが・・・)

老後資金というのは、働けなくなった時のお金のことですから
現役世代こそ真剣に考えてもらうべき問題で、
今回の騒動は良いキッカケになったと感じる今日この頃です。