新型コロナの経済対策で「貸付」が注目されています。

金利優遇、もしくは無金利、保証枠拡大、保証料割引などなどの優遇策。

これに対する税理士さんたちの見解をSNSのコメントから拾ってみました。
(コメントは私が加筆修正しています。)

A先生
融資あっせん業から、経営者に紹介してくれ、とメール。
新型コロナウイルス融資など、返済出来るはずがありません。
傷口に塩を塗るようなものです。

B先生
毎日、融資について多くのご相談を受けます。この期に及んで、

「無駄な借入はすべきでない」
「しばらく様子を見るべき」

と言ってる税理士が少なからずいるとのことで、心から驚いています。
いうか、経営感覚のなさに呆れています。
今は1円でも多くのキャッシュを確保すべきです。
要らなければ、後で返せば問題ないのです。無利息かそれに近いわけですから。
政府系、保証協会…
総動員で資金確保しておいて下さい。

どちらも良く知る素晴らしい先生です。

A先生は億単位の借り入れをご自身がなされた経験からむやみな無暗な借り入れは慎むべきという意見で、もし借りられたとしても返済は出来るのだろうか?という視点から意見されているのだと思います。

一方のB先生は顧問先に医療法人などビジネスモデルが安定している顧問先が多いイメージで、コロナ騒動が落ち着きさえすれば返済のメドは立てられるというのが前提としてあるのだろうと推察されます。また医療機関のような公的なお仕事は簡単に廃業するわけにも行きませんから、しっかり資金を集めなさいというメッセージになっているのかと思います。

他にも「安い掛け捨ての保険に入ったとお考え気軽に借り入れてはいかがでしょうか」という軽い論調のC先生もお見掛けしました。たぶんこの先生は自分で多額の借り入れをしたことが無いでしょうね。私は借り入れ容認派でもB先生とはニュアンスが違うように感じました。

では、お前はどう考えるのか?

と聞かれれば

YouTubeにてD先生が訴える「会計リテラシー」を多少なりとも身に着けているのであれば借り入れ止む無しという見解です。
詳しくは動画で。

【動画で紹介している資料】

経済産業省「資金繰り支援一覧表」
資金繰り支援一覧表

アップパートナーズの資料一部抜粋
20200407緊急融資制度のポイント  
詳細は問い合わせください ➡ fp.takano@gmail.com  まで