我が家のリビングを見渡すと
子どもたちの使わなくなったオモチャにイラっとしたりして、
「買うときに、そんなもの使わないでしょ」
と反対してたことを思い出す一方で、「子は親の鏡かもしれない」と
自らも少しだけ反省する小心者FPの髙野です。

さて、もしアナタが手柄を挙げて豊臣秀吉に褒美をもらえるとしたら
何をお願いしますか?

人にモノをおねだりする時、その人のセンスが現れる
と思うのは私だけででしょうか。

以下、曽呂利新左衛門という豊臣秀吉の家来が
褒美をもらう有名なお話。(Wikipediaより抜粋)

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秀吉から褒美を下される際、何を希望するか尋ねられた新左衛門は、
今日は米1粒、翌日には倍の2粒、その翌日には更に倍の4粒と、
日ごとに倍の量の米を100日間もらう事を希望した。

米粒なら大した事はないと思った秀吉は簡単に承諾したが、
日ごとに倍ずつ増やして行くと100日後には膨大な量になる事に途中で気づき、
他の褒美に変えてもらった。
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この有名なお話は「複利」の説明をするときによく使われる話で
ちょっと考えてみましょう。

1日目は1粒、
2日目は2粒、


20日目で50万粒を超え、
30日目で5億粒超となり・・・

100日計算すると、とんでもないことになります。

もうひとつ着目してほしいのは29日目は約2億7000万粒だったということ。
最初は1日あたり1粒、2粒と増えていくのが、日にちを経過するにつれて
膨大な量が増えていく、これが複利のチカラです。

お金のことに限らず、
私たち自身の能力も複利で増えるよう
自分自身に投資して行きたいものです。

ちなみに曽呂利新左衛門さん、
とってもユーモラスで頭の良い方だったようで
落語家の始祖ともいわれている方です。