むか~し、昔。
それはまだ僕が小学校低学年だった40年近く前の話。
「いいか!竜馬。お前が大きくなる頃は
自分専用のジェット機で移動するようになるんだぞ!」
「そんな訳ねーだろ。だって俺まだ飛行機にも
乗ったことないし、同級生だって、みーんな乗ったことないし・・・」
面と向かってそんなことを言い返せる訳もなく
大きなことを言う父ちゃんだと思っていましたが
今の時代を見るに親の期待を込めた愛情表現だったのだと
今更ながら感謝する私です。
そして我が親父ながら「先見性」のある人だったなあ
とも思う次第です。
という訳で今からテストを行います。
これはある外資系企業で、人材を世界各地に派遣するにあたって
どれだけ先見性があるかテストするために使われているそうです。
添付の画像をご覧ください。
ではまず、上の時計には
昨日のあなたの生活を書いて下さい。
そして
下の時計には
リタイア後の生活を書いて下さい。
自分自身もむか~し、とある研修で
この「2つの時計」をやったのですが
参加者の多くが、固まってしまったのを
思い出します。
簡単に老後、老後っていうけど
リアルに想像できないことが、
よぉぉぉく、わかりませんか?
それしても現実の老後って、どんな生活なのでしょう?
野球解説者の豊田泰光さんが素晴らしいコラムを
書いておられるので、ご紹介しましょう。
それによると、
「定年後ほど生活に緩急をつけなければならない」
というのです。
実際、FPの勉強会でも聞くのが退職後の食事の話。
妻から「3度もゴハン食べるの?」
と聞かれて凹んだ男性は数知れません。
これも豊田さんによれば、たまには男性が食事を作れば
解消されると話しています。
僕もたま~に、家で料理をしますが
自分が作ると相手の意見が聞きたくなります。
なので日頃から妻の料理に対しても
心のこもった感想を伝えるようにしています。
またこのコラムでは若い頃に「考えていた老後」と
「現実の老後」は随分違うという話は興味を引きます。
例えば、
「老後はゆっくりと時間が流れる」
と思っていたのに実際は逆だったそうです。
早起きどころか生活のリズムも乱れがちで、
それを守るために草木を世話しているのだとか。
そして世間の出来事に無感動になりがちなので、
スポーツ観戦に刺激をもとめるそうな。
このコラムは今も時々読み返します。
「老後」をリアルに考えさせてくれる名文です。
遠い未来は、意外に早く訪れるのかもしれませんね。
「そのときに準備をどうするか」
経済的なことはもとより「ライフワーク」も含めて、
早い時期からの考えるのは大切なことです。
「2つの時計」は良い練習になると思いませんか?
このテスト、
私の経験では女性よりも男性の方が固まります?
あなたはいかがでしたか?